QuickStartによるプロジェクトの作成

開始する前に

以下が必要です。

このタスクについて

QuickStartは、MarkLogicデータハブを最も簡単に使用するための手段です。

このタスクでは、次のことを行うために、QuickStart.warファイルをダウンロードして実行します。

  • プロジェクトに必要なローカルディレクトリとファイルを設定します。
  • 必要なデータハブコンポーネントをMarkLogicサーバーにデプロイします。
重要:QuickStartは、本番環境ではサポートされていません。

手順

  1. データハブプロジェクトのディレクトリを作成します。このディレクトリは、「プロジェクトルート」または単に「ルート」と呼ばれています。
  2. コマンドラインウィンドウを開き、プロジェクトのルートディレクトリに移動します。
  3. marklogic-datahub-5.0.0.warファイルをダウンロードして、プロジェクトのルートディレクトリに格納します。
  4. QuickStart .warを実行します。
    • 内部webサーバーのデフォルトのポート番号(ポート8080)を使用するには
      java -jar marklogic-datahub-5.0.0.war
    • ポート9000などのカスタムポート番号を使用するには
      java -jar marklogic-datahub-5.0.0.war --server.port=9000
    注:Windowsを使用していて、ファイアウォールのアラートが表示される場合は、[アクセスを許可]をクリックします。

    QuickStartコマンドライン出力

  5. ウィザードを使用してプロジェクトを初期化し、MarkLogicサーバーにデータハブをインストールします。
    1. webブラウザを開き、http://localhost:8080に移動します。
    2. プロジェクトのルートディレクトリを参照します。[NEXT]をクリックします。


    3. [INITIALIZE]をクリックして、プロジェクトディレクトリを初期化します。


    4. データハブフレームワークプロジェクトを初期化すると、プロジェクトディレクトリに追加ファイルとディレクトリが作成されます。[NEXT]をクリックします。


    5. local環境を選択し、[NEXT]をクリックします。


    6. MarkLogicサーバーの資格情報を入力し、[LOGIN]をクリックします。


    7. [INSTALL]をクリックし、データハブをMarkLogicにインストールします。


    8. インストールが完了するまで待ちます。


    9. インストールが完了したら、[FINISHED]をクリックします。


結果

インストールが完了すると、[Dashboard]ページに、3つの初期データベースとそれぞれのレコード数が表示されます。

  • Stagingには、読み込まれたデータが格納されます。
  • Finalには、処理済みデータが格納されます。
  • Jobsには、実行されたジョブに関するデータと、処理された各レコードに関するトレーシングデータが保存されます。

STAGINGおよびFINALデータベースには、デフォルトのステップとFlowがあらかじめ設定されています。